しんちゃんの七輪陶芸、12年の日常

タグ:浅田次郎 ( 24 ) タグの人気記事




散歩のニャンと浅田次郎 5月3日(木)

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U字溝の上のニャン。
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      「長く高い壁」 著 浅田次郎
 作家は新聞社や出版社の記者という立場で従軍するから、原稿料のほかに給料も受け取っている。それはさておくとしても、たった四十日間の従軍に際して、政府の機密費から一人あたま七百円の大金が支払われていることを、特派員は知るまい。
 死んでも仕方ない、というのはなかば冗談だとしても、彼の戦地給与は八十円か九十円がせいぜいである。従軍作家はそれ以上の報酬に加えて、口外できぬ「支度金」を受け取っている。

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by shinchan7rin | 2018-05-03 08:42 | 読書 | Comments(0)

須恵の会と浅田次郎 4月24日(火)

須恵の会定例会。
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早いお出かけですね、と言ったら、
この後廻るところがあるので、だそうです。
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マイペース、マイペース。
このところ出席率が低い。
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      「夕映え天使」 著 浅田次郎
 その日から純子は、昭和軒の少し薹の立った看板娘になった。
 界隈のさびれようといったらただごとではなかった。ともかくも商店街の体をなしていたのは二十年も昔の話で、住人はかつての半分もいない。中途半端に地上げされた土地は、窮屈なコインパーキングか虫食いの空き地になっている。昭和軒の客も、鋳物工場の老いぼれた職工が昼食を食いにくるぐらいのもので、出前の電話もめったには入らなくなった。見なれぬ客はたいがい隅田川のホームレスだというのだから、情けないにもほどがある。

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by shinchan7rin | 2018-04-24 09:25 | 読書 | Comments(0)

皆既月食と浅田次郎 2月1日(木)

皆既月食、雲が心配されましたが何とか。
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午後10時過ぎ、まだ少し光が残っている。
コンデジではこれが精いっぱい。
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      「おもかげ」 著 浅田次郎
「マーちゃんが高校に入った年ってえと、何年だろうな」
「昭和四十二年ですね」
 中学に入学した年のオリンピックが、少年時代の基準になっている。高校一年はその三年後だ。
「湯銭はいくらだったかな」
「二十八円。でも、暮に三十二円になって、それでも月二千円で収まると思ってたら、そのうち三十五円になっちゃって」
 物の値段が毎年上がってゆくインフレの時代だった。むろんサラリーマンの給料も上がって行ったが、僕のような勤労少年は割を食っていたと思う。

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by shinchan7rin | 2018-02-01 08:54 | 読書 | Comments(0)

浅田次郎 9月27日(水)その2

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      「竜宮城と七夕さま」 著 浅田次郎
 経済成長が富と健康をもたらしたと言えばそれまでだが、明らかに肥満体が多くなった。
 考えられる原因は二つ。
 まず第一には、食生活の国際化である。私たち日本人がかつてそうであったように、伝統的食文化が欧米化し、とりわけ肉とジャガイモというアメリカンファストフードに若者たちが依存するようになって、都市部を中心とした肥満爆発現象が起こったのではあるまいか。
 第二の原因は、マイカーの急激な増加であろう。これは一目瞭然である。かつて中国の大都市の風物であった自転車の群れは、今やどこにも見当たらず、かわりに朝夕のラッシュアワーには片側六車線の道路すら身動きもとれぬほどの大渋滞となる。自転車がマイカーに変わればカロリーオーバーは当たり前である。 以上二つの原因の複合により、「食べても太らない中国人」の神話は崩壊した。

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by shinchan7rin | 2017-09-27 17:16 | 読書 | Comments(0)

外装工事と浅田次郎 9月13日(水)

隣の倉庫が無くなったら、粗が見えるようになった。
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大正頃の建物なので、ボロボロですな。
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足場を組んで。
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仕事が早い。
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午前中で組みあがってしまった。
外装の杉板をはがして、やり返る。
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      「パリわずらい江戸わずらい」 著 浅田次郎
 ところで私は、近代中国を舞台にした長い小説を書き続けている。
 第一部の『蒼穹の昴』では外圧に抵抗する西太后の時代を、第二部の『珍奇の井戸』では義和団事件を、第三部の『中原の虹』では東北に覇を唱えんとする張作霖を主人公に据えて書いた。ただいま執筆中の第四部(『マンチュリアン・リポート』)は、その張作霖爆殺事件にまつわるミステリーである。

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by shinchan7rin | 2017-09-13 08:52 | 読書 | Comments(0)

ベルク工程表と浅田次郎 8月29日(火)

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ベルク北工区と南工区の間の道路、拡幅が成りました。
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なかなか目に見えての変化はないようです。
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      「わが心のジェニファー」 著 浅田次郎
 ――ごめんやす。
 おふくさんは長い間を置いて料理を運んできた。
 ――どないしやはりました。
 美しすぎて、おいしすぎて、と僕はようやく答えた。嘘ではない。庭の美しさと料理のおいしさが、僕を泣かせた。
 それからおふくさんは、何と言ったのだろう。清らかに詠うような京ことばで、僕をやさしく叱ってくれた。
 真っ白なごはんはおいしかった。僕は日本人の味覚の原点である米の味を、生まれて初めて知った。
 何よりも、これだけはおかわりがあるというのが嬉しかった。というより、どうしてほかの料理には許されないのだろう。どれもこれも思わず溜息をつくほどおいしいのに、一口でおしまいだ。
 ごはんをワンモア、ツーモア、スリーモア。さすがにその先は不調法だと思ってがまんした。
 お茶とデザート。ということは、まさかこれでおしまい?


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by shinchan7rin | 2017-08-29 08:45 | 読書 | Comments(0)

散歩のニャンと浅田次郎 8月25日(金)

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ニャンが餌をもらっています。
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この子は全く人見知りしないんですね。
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ハグハグ。
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     「つばさよつばさ」 著 浅田次郎
 子供のころから憧れていた小説家のスタイルがある。
 気の向くまま旅に出て、山間の鄙びた温泉宿に泊まり、湯につかりながらあれこれと物語を練り、原稿を書く。一仕事をおえればまたふらりと旅立って、まったく無意味無計画に次の宿を探す。いわゆる旅先作家の暮らしである。紙と筆だけあれば生きて行ける小説家という職業の、それは究極の姿だと思っていた。
 トルーマン・カポーティや三島由紀夫の才気には羨望を禁じえなかったし、谷崎潤一郎の文学的洗練はしんそこ尊敬していたし、ジョルジュ・バタイユのデモーニッシュな空気には魅了された。ほかにも多くの作家から影響を受けたが、かくありたしと憧れる小説家のイメージは、今も昔も変わらず川端康成である。理由はただひとつ、川端は私が理想とする旅先作家の典型であった。

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by shinchan7rin | 2017-08-25 08:54 | 読書 | Comments(2)

散歩のニャンと浅田次郎 2月24日(金)

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ミケちゃん逃げた。
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おどおどしているようね。
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いつでも逃げ出せる。
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    「天子蒙塵(二)」 著 浅田次郎
 心ならずも対立なされた、西太后陛下と光緒皇帝陛下、不平等条約を結び続けた李鴻章、売国奴と呼ばれた袁世凱、国民ひとりひとりに呼びかけた宗教仁、そして、見果てぬ中原の虹をめざして長城を越えた張作霖――。
 彼らの方法はまちまちでしたが、思うところはみな同じでした。それは、この国土の一握すらも手放してはならない、国民のただひとりも他国の奴隷にしてはならない、という意志です。




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by shinchan7rin | 2017-02-24 09:55 | 読書 | Comments(0)

散歩のニャンと浅田次郎 2月18日(土)その2

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塀からミケが逃げた。
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こちらにはキジ君が。
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ちょっとお待ちください。
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      「天子蒙塵(一)」 著 浅田次郎
麻雀牌の一索が、どうして孔雀の柄なのかご存じですか。
 索子の図柄は縄を表していますが、なぜか一索だけはみごとな羽を拡げた孔雀なのです。
 そもそも萬子はお金の単位を、筒子は貨幣の形そのものを、索子はお金を束ねる縄を意味しているそうです。でも、なぜか一索だけがお金とは無縁の孔雀、変ですね。
 一索だけはお金を束ねる縄ではなく、自由を奪われた孔雀を表しているのです。
 わたくしは、その縄の縛しめを解いた、初めての女でした。




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by shinchan7rin | 2017-02-18 19:38 | 読書 | Comments(2)

そばと浅田次郎 9月3日(土)

秩父市番場町の蕎麦屋へ向かったところ、定休日でもないのにお休み。
やむなく、系列の別のお店へ。
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上宮地の武蔵屋本店。
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こちらのせいろは更科系、番場町のはすこし田舎系だが。
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のめっこい、のど越しのいいそばを大盛りで。
手繰り込んでから、のどを詰まらせて苦しい思いをする。
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      「帰郷」 著 浅田次郎
「あんたの話を聞かせてちょうだい」
 そのかわりあたしと死んでよ、という声を綾子は奥歯で噛み潰した。
 男は陸橋の上から解け落ちる街灯の光の中で、くたびれた軍靴を軋ませながら、長いこと自分の影を踏んでいた。
 知った人間に話せば相手の耳が腐る。知らぬ人間に話せばこっちの口が腐る。だが、話さずにいれば胸が腐っちまう。そうして少しずつ胸を腐らせながら、何日も闇市をうろついていた。
 聚楽の路地であんたに声をかけたのは、何の下心があったわけじゃない。暗がりにしゃがみこんでいた姿が、今にも死んじまいそうに見えたんだ。




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by shinchan7rin | 2016-09-03 09:17 | 読書 | Comments(0)

今日もこんなことがありました。造って焼いてその日に使える七輪陶芸、一緒にやってみませんか。
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