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しんちゃんの七輪陶芸、12年の日常

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明治34年(1901)子規三十五歳 4月20日(金)

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「仰臥漫録」 著 正岡子規
明治卅四年九月二日 雨 蒸暑
朝 粥四椀、はぜの佃煮、梅干し
昼 粥四椀、鰹のさしみ一人前、南瓜一皿、佃煮
夕 奈良茶飯四椀、なまり節、茄子一皿
この頃食ひ過ぎて食後いつも吐きかへす
一一時過牛乳一合ココア交て 煎餅菓子パンなど十個ばかり
昼飯後梨二つ
夕飯後梨一つ
服薬はクレオソート昼飯晩飯後各三粒(二号カプセル)
今日夕方大食のためにや例の左下腹痛くてたまらず 暫にして屁出で筋ゆるむ
松山木屋町法界寺の鰌施餓鬼とは路端に鰌汁商ふ者出るなりと 母なども幼き時祖父どのにつれられ弁当持て往てその川端にて食はれたりと 尤旧暦廿六日頃の闇の夜の事なりといふ
餓鬼も食へ闇の夜中の鰌汁
母も妹も我枕元にて裁縫などす 三人にて松山の話殊に長町の店屋の沿革話いと面白かりき
十時半頃蚊帳を釣り寝につかんとす 呼吸苦しく心臓鼓動強く眠られず 煩悶を極む 心気やや静まる 頭脳苦しくなる 明け方少し眠る




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La Mer La Terre et Le Feu  しんちゃんの海 土と火



by shinchan7rin | 2012-04-20 14:28 | 読書 | Comments(0)

深川生まれの半村良 3月16日(金)

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「かかし長屋 浅草人情物語」 著 半村良
とぼとぼあるくのは古金屋の商売柄だ。大きな籠を背負って、
「古金ぇふるがね。ふるがね買いましょう」
と裏裏を呼んで歩く。鍋釜の壊れたのから、古釘、錆び包丁など金物ならなんでも買う。もちろん捨てるよりましな程度の値段だが、それを集めると再生して新品に仕立てる別な業者がいるのだ。




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by shinchan7rin | 2012-03-16 17:23 | 読書 | Comments(0)

司馬遼太郎短編集 3月13日(火)

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「戦国の女たち」 著 司馬遼太郎
「渡辺勘兵衛様とは、それほどの武辺なお方でございますか」
「あれは、了(さとる)という名だ」
と孫六がいった。
「渡辺の姓で、名前が一字の者は、たいてい、そのかみ、大江山の鬼を退治した源ノ頼光の四天王のひとり渡辺ノ綱の子孫ということになっている」
渡辺ノ綱は、嵯峨源氏の直系で、摂津国西成郡渡辺の地を領してからその地名を名乗った。羅生門の鬼の片腕を斬った伝説などで名高い男だが、その子孫は渡辺党という武士団を組み、族党は諸国にも散ってそれぞれ栄え、数百年をへたこんにちでさえ、どの大名の家中にも、その祖が摂津渡辺党から出たと自慢する一字名前の武士が数人はいる。




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by shinchan7rin | 2012-03-13 16:48 | 読書 | Comments(0)

リズムよく読める夢枕獏 2月12日(日)

火事は12時25分に鎮火報が出ました。地元消防団は居残り見守りでご苦労様。
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     「大江戸釣客伝 下」 著 夢枕獏
 そもそも釣りは人の道にあらず、外道の道なり。常々思うところを記せば、その悪きこと博打に勝り、よきこと路傍の石にも劣りたり。粋人のするところのものにあらず。鬼狂いの一種なり。この道に入りて、もどりたる者なし。
 博打なれば、金失くなれば止むところ、この道は、金失くすとも竿を出すべし。人のする愚かなもののうちにも最たり。
 この道に生き、この道に死して悔いなし。
 他に道なし。
     「釣秘伝百箇條」

 朝湖が描いたのは、七十歳にいくらか余ろうかという年齢の、白髪の老人で、その口元になんとも不思議な泣き笑いのような笑みが浮いている。
 それへ、其角が文を付けた。
 このもの投竿翁なり。釣道を極めんとして、ろくろくよりひとつ多い三十七節、野布袋竹の二間半の丸、片ウキスの竿を杖としてこの道をゆく。竿の手尻近く“狂”の字を彫りて、なぐさめとす。投竿翁を知りたる者あらば、紀伊国屋まで来られたし。よき話なれば、金十両にてこれを買うものなり。
 その後へ、
 朝顔や彼をきくまでと待つ身かな
                其角
 と記した。




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by shinchan7rin | 2012-02-12 15:12 | 読書 | Comments(0)

武田家滅亡の伊東潤 2月8日(水)

公民館から連絡があり、記念誌作成委員会最終校正日程が決定。
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     「戦国鬼譚 惨」 著 伊東潤
 仁科五郎盛信は、弘治三年(1557)に信玄の五男として生まれた。天文15年(1546)生まれの勝頼とは十一歳違いの別腹弟である。母は側室油川氏の女で、同腹兄弟には、信玄五女の松姫、六男の鬘山十郎信貞、さらに上杉景勝に嫁いだ六女の菊姫がいる。
 盛信は初め晴清と称したが、信濃国安曇郡の名族二科氏の名跡を継いだのを機に、仁科五郎盛信と名を変えた。盛信は、その幼少時代を仁科氏の本拠森城で過ごした後、いったん甲斐府中に戻され、天正九年(1581)初頭、勝頼により高遠城代に任命された。




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by shinchan7rin | 2012-02-08 11:13 | 読書 | Comments(0)

勘三郎襲名公演 2月3日(金)

本日商工会にて市神節分祭、かつて雪が積もったこともあった。
昨日の寒風吹きすさぶ様子ではどうなることかと思ったが、何とか風はおさまった。
新橋演舞場で六代目勘三郎襲名披露公演が始まった。
R会の例年行われる観劇会に提案したが、チケットが取りにくいと却下、残念。
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     「猿若の舞 初代勘三郎」 東郷隆
 伊賀の守は茶を点てると道順に勧め、彼が喫し終えるや口調を改めた。
「彦作道順。いや、中村家の御曹司勘三郎殿とお呼び申そう。おてまえも、拙者と同じく、『正法眼蔵随聞記』にござる『己が分に非ざらん事を知り修する』御人じゃ」
「何と」
「左様ではござらぬかな。中村家と申さば近江国甲賀杣荘の武士瀧孫平次より出て秀吉に仕え、高名を成した。おてまえは傍系なれどその子孫に当たられること、そつじながら調べ済みでござるよ」
 瀧孫平次という曽祖父の名は、さほどに知られていないが、子の中村式部少輔一氏は世にかくれもない。軍記に多く記されている勇将である。
 秀吉股肱の臣として山崎・賤ヶ岳両合戦に手柄を立て、天正十一年に泉州岸和田城主となったのを振り出しに、近江水口城主を経て同十八年、小田原攻めの戦功をもって駿河府中十四万五千石の主となった。
 この家が改易となったのは慶長十四年、今から四年前のことである。
 式部少輔一氏の血をひく宗家はつぶれたが、血筋は阿波に残った。一氏の三番目の弟中村右近重友という者が秀吉の存命中、蜂須賀家の寄騎として家中に入っている。右近とその子重勝は蜂須賀家が累進するにつれて出世し、五千石の家老職についた。

 慶長二十年五月七日、道順はここで初めて甲冑をまとい、袖印をつけた。
「酒井雅楽頭組下土方掃部頭預中村勘三郎」
 彼が道順の名を止めて、勘三郎を人前で堂々と名乗ったのは、この時が初めてであった。
「武家は意地が通じなんだら思い切り良く死ぬが、歌舞伎者は、そうなってはあかんのや。生きて芸を後の者につなげて行かなならん。能は今まで三百年続いてきたという。歌舞伎は四百年続けなあかん。それが我らの・・・」

 時の帝、後西天皇の前で息子とともに猿若芸を上覧に供したのが彼の最後の華である。
 この時、帝は息子勘次郎に「明石」の名と御座所の御簾の総角、柏文入りの羽織を下賜した。
 以来、中村家では代々の嫡男を明石と呼び、屋号を「柏屋」とした。
 次の年の万治元年(1658)六月九日、勘三郎は六十三(一説に六十一)で江戸に没した。
 以来、三百四十年以上の月日が経つ。




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by shinchan7rin | 2012-02-03 09:43 | 読書 | Comments(0)

高橋義夫 1月30日(月)

昨日は上長瀞・勉強屋に正午集合で同窓会幹事新年会。
中学校中途で転校してしまった方と、45年ぶりくらいの再会。
歓談尽きることなく、同窓生のお店ということもあり、4時まで長丁場で疲れる。
手打ち蕎麦がおいしい、後から蕎麦掻セットが届けられた、今度はカミさんと行こう。
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     「振袖一揆 御隠居忍法」 著 高橋義夫
 大勢の鬨の声がひとつになり、地鳴りのようにきこえる。その音がしだいに近づいてきた。
 やがて松明の明かりが伝馬町を照らした。数も知れぬ農民たちが、鮭川街道の方向から歩いてくる。手に手に鎌や鍬を持ちあるいは大槌を肩にかつぎ、無言で歩いてくるのが不気味である。
 反対側の船着場のほうから、顔に泥を塗った白装束の一段が歩いてきた。数人が手にした松明の火が、亡者と太文字で書いた莚旗を照らし出す。別の莚旗には極楽往生と書いてある。




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by shinchan7rin | 2012-01-30 11:13 | 読書 | Comments(3)

1月26日(木) 佐藤雅美

今日は午後から公民館で、生涯学習祭り参加団体合同会議を開催。
ステージ発表は、今年二日間で66団体が予定されている。
1団体10分程度の割り当てで、土曜日日曜日のどちらか、また時間帯等、
割り振りのくじ引きなど例年苦心がある様子。
幸い私が仕切らなければならない展示部門は、「例年通りお願い」ですんでしまう。
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     「ちよの負けん気、実の父親 物書同心居眠り紋蔵」 著 佐藤雅美
 江戸の土地は六割が武家地、二割が寺社地、二割が町地で、町地の所有者は“沽券”なる証書を有していた。沽券の“沽”は売るという意味で、沽券は売買契約書でもあったのだが、これがいわば権利書の役目を果たしていて、町地は沽券を証拠に売買がなされていた。
 比較して拝領屋敷は売買が許されない。したがって沽券がなく、沽券を証拠に売買することができない。そこで、いつしかこんなふうなからくりを考えて、江戸の人たちは拝領屋敷を売買するようになった。
 「拝領屋敷を買って事実上占有しているものを“地守”ということにして、“地守”という“役”を売買する」




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by shinchan7rin | 2012-01-26 10:03 | 読書 | Comments(0)

1月23日(月) 東郷隆

冷たい雨が続き、本を手に籠っている。
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     「我餓狼と化す」 著 東郷隆
 京の攘夷浪士たちから「下駄」と呼ばれた、あの特長ある顔があった。厳つい顎へ鬚が僅かにのび、顔色は幾分蒼いが思ったより元気そうである。
衣服は江戸で彼が愛用していた亀綾の袷に黒紋付の羽織。胸の辺には左右差し合わせに縄がかけられていた。
 山駕籠が降ろされ、勇の縄が外された。同時に、鉄砲を抱えた兵士らの半数が見物人を十間ばかり遠ざけた。
 勇は筵の上に立った。どういうわけか素足で、踵の白さばかりがやけに目立った。
 それから急に、傍らの検死役らしい侍に何か話しかけた。侍が何か命じると、髪結いの道具箱を下げた人足風の男が林の中から駆け出して来た。勇五郎は、こう証言している。
 「其首穴の前のところで、父(勇)は月代からひげを剃らせました。駕籠の中でひげを剃った話は、よく伝えられていますが、あれは本当です。ただし」
 演劇や小説にあるように、首打役の人間から小柄を借り手じょりじょりやった、などという話は嘘である。ちゃんとした髪結い床の者を呼んで身支度を整えた、という。




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by shinchan7rin | 2012-01-23 09:46 | 読書 | Comments(0)

1月21日(土) 加藤廣

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     「求天記 宮本武蔵正伝」 著 加藤廣
 まず、五本の赤樫の櫂を、その長さ五尺から始めて、一寸刻みに鋸で切った。
 何度も握っては振り、握っては振りして、力の均衡をためした結果、武蔵は最後に四尺六寸の木刀に決めた。
 赤褌と並べて眺めてみると、小次郎の剣先より六寸ほど外に、身を置くことが出来る計算である。
 これなら、縦横のいずれから小次郎の長剣が飛燕のように襲いかかってきても、なんとかかわすことができるだろう。
 試合に臨んで、この夜、武蔵が武器として木刀を選んだ判断と、その長さの選別は、今日、物理学的に検証しても正解である。
 小次郎の長剣(真剣)に対する、この木刀の重量比は、
1対0,45
である。
 これを、同じ回転駆動力(小次郎と武蔵が力で同等と仮定)で振った場合、同じ背格好の相手の脳天に達する時間は、
小次郎 0,1秒
武蔵 0,082秒
となることが計測できる。




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by shinchan7rin | 2012-01-21 09:33 | 読書 | Comments(0)

今日もこんなことがありました。造って焼いてその日に使える七輪陶芸、一緒にやってみませんか。
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